ヴィジュアル系 V系 CD音源感想適当レビューblog

ヴィジュアル系の音源(CD)の感想等を適当になんとく書くだけのレビューと呼ぶにはおこがましいブログ。感想書いてほしいCDやバンドのリクエスト、所持してる音源なら受け付けますので誰もしないと思うけどお気軽にコメントどうぞ。

モノクローム/葵&涼平 incl.アヤビエメガマソ

葵&涼平 incl.アヤビエメガマソ

この音源をリリースした当時、メンバー4人の突然の同時脱退により無期限活動休止を余儀なくされた彩冷えるのボーカリスト葵と元彩冷えるメンバーでありこの当時メガマソのギタリストの涼平による夢のユニットによるシングル。

今回紹介するのは徳間ジャパンから発売された通常盤です。

1 モノクローム
気に入り度★★★★☆
さわやかながら何処か切なさを感じる疾走感溢れるキャッチーな楽曲。
当時はこの二人が再び手を組む事への喜びと衝撃は凄かった。。
彩冷えるのメンバー脱退&活動休止でショッキングなムードが漂う中、突如舞い込んだ嬉しいニュースだったな。
アヤビエ時代の涼平は難解なメロディと不思議な詩で彼ならではの独特な世界観を得意としていたのだけど、脱退後に結成されたメガマソではキャッチーな部分が以前よりも増した方向性に舵を切りました。
この楽曲でも、その方向性の延長でアヤビエ当時のような雰囲気を求めていたファンからしたら少し拍子抜けした人も少なくなかったのではと思う。
それでも葵がボーカルをとることでインザーギが歌うメガマソとは印象や魅力が異なっていて、
「あぁ、やっぱ葵の声って涼平の楽曲ですごく活きるんだな」と感じさせられました。
未だに好きでちょくちょく聴いてる。
思い出補正とか抜きにして良い曲だと思う。

2 真実の詩
気に入り度★★★★☆
葵が作詞を勤める楽曲。
キャッチーなんだけどテンポも早めでシリアスでスリリングな雰囲気が癖になる。
詩が良い意味でこれまたストレートで生々しい。
薄汚れた大人(人間)が蔓延る社会で自分の大切にしたい信念を貫くけじめを感じる歌詞は、当時の葵のシーンをリアルタイムで追っていたからこそシビアに胸に響きました。
学生時代に聴いてこの歌詞にとても共感して割りと頻繁に聴いていました。
この楽曲も今でも大好きな曲で、個人的にはカップリングには勿体ないと思う程。
まぁこういった楽曲が表題曲ではなくカップリングということにより魅力を感じるのだろうけど。
彩冷えるがメジャーデビューした後の楽曲の歌詞は従来の独特な言い回し等が減って、ありがちなJ-POPのような分かりやすい歌詞が多くなって葵らしさが見出だせず不満だったのだけど
彩冷えるメンバー脱退事件後の葵の歌詞は生々しい程にリアリティがあって心に刺さる。

3 景
気に入り度★★★★☆
アヤビエ時代の初期のアルバム「アヤビエ即完音源集」に収録されていた楽曲のセルフカバー。
これは詩も作曲も葵。
徳間ジャパンからのリリースな為か葵が作詞や作曲に関わった楽曲を収録されてますね。
こちらはギターの涼平とボーカルの葵は原曲から約6年ぶりの再録となるので違いを楽しむ事も出来る。
原曲よりも葵の歌唱力の向上が見受けられる他、元より持っていたこの楽曲のキャッチーさを改めて感じられます。
個人的にはスキルアップを感じられるこっちVerが好み。
でも葵の歌い方の語尾の癖が強くて「こーわぁしぃてえぃ…♪」「この手霞めてえぃ…♪」ってのが少し気になるかなw
もちろんそこも魅力だし味だけどね(^^)
学生の頃は「遠くまばゆく~♪」
ってところが「徳間は行く」って聴こえてたのはここだけの話なw


シングルとしての満足度
★★★★☆
さっきも言ったけど思い出補正無しでも良い曲揃いなシングルだと強く言いたい(゜∇^d)!!
アヤビエ彩冷えるメガマソを聴いていない人にも是非聴いてもらいたい。
彩冷える(アヤビエ)やメガマソは初期の作品ばかりが語られて後期の作品があまり陽の目を浴びていない印象だから勿体ないなと思う。


先日、7年半ぶりにメジャーデビュー当時のメンバーによる彩冷えるのワンマンライブが行われたばかり。
そこでは新しいアー写の公開と5月27日に重大発表があると発表があったそうです。
これは彩冷える世代としては完全復活を願わずにはいられない…(*μ_μ)
彼らの新たにリリースされた作品からエネルギーを貰う…そんな感覚をまた味わいたいなと思うこの頃でした。

じゃ、ちゃお☆